夜泣きはいつまで続く?今すぐできる対策とねんねトレーニング
夜中に赤ちゃんが泣き止まず、抱っこしても授乳しても泣き続ける…。何をしても効果がなく、睡眠不足で心身ともに限界を感じていませんか?「いつまでこの状態が続くの?」「自分の対応が間違っているのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
株式会社エムティーアイ(日本のヘルスケアIT企業)の調査によると、約6割の赤ちゃんが夜泣きを経験し、平均で生後6ヶ月から13ヶ月まで続きます。しかし、適切な対策と生活リズムの調整で、早期に改善することも可能です。実際に、生活リズムを徹底したことで9〜10ヶ月頃には夜通し眠るようになった事例もあります。
この記事では、今すぐできる夜泣き対策7選、月齢別の効果的なアプローチ、ねんねトレーニングの具体的な方法、そして私が実際に夜泣きを改善した体験談を紹介します。科学的根拠に基づいた対策と、私自身の実体験から、あなたとお子さんに合った方法が見つかるはずです。
新生児の「夜泣き」とは?本当の夜泣きとの違い
夜泣きの定義
「夜泣き」とは、お腹が空いた、おむつが濡れた、体調不良など明確な理由がないのに、深夜(おおよそ深夜0時〜明け方5時頃)に赤ちゃんが泣き出し、あやしてもすぐには泣き止まない状態を指します。生後0〜12ヶ月頃の赤ちゃんには珍しいことではなく、ほとんどすべての赤ちゃんが通る自然な現象です。
新生児の泣きと夜泣きの違い
実は、新生児(生後0〜1ヶ月)が夜に泣くのは、厳密には「夜泣き」ではありません。
新生児は昼夜の区別がなく、3〜4時間おきに眠ったり起きたりを繰り返します。厚生労働省の「未就学児の睡眠指針」によると、乳児(4ヶ月〜1歳未満)の推奨睡眠時間は12〜16時間(昼寝を含む)で、生後間もない頃は3〜4時間おきに眠ったり起きたりを繰り返すのが正常な状態です。
新生児が夜に泣くのは、主に以下の理由によるものです:
- お腹が空いた(授乳・ミルクが必要)
- おむつが濡れて不快
- 暑い・寒い
- げっぷが出ない・お腹が張っている
これらは明確な理由があるため、「夜泣き」とは区別されます。
夜泣きはいつから始まる?
本格的な夜泣きが始まるのは、生後5〜6ヶ月頃が最も多いとされています。株式会社エムティーアイの調査(対象:408人)では、夜泣きが始まった月齢で最も多い回答は「4カ月〜6カ月」で35.3%、次いで「0カ月〜3カ月」の29.7%でした。平均すると「生後6カ月」から始まることが多いようです。
夜泣きはいつまで続く?【統計データで解説】
約6割の赤ちゃんが夜泣きを経験
株式会社エムティーアイの調査によると、約6割の赤ちゃんが夜泣きを経験した、または現在も夜泣きをしているという結果が出ています。つまり、「夜泣きで困っているのは自分だけではない」ということです。多くのパパママが同じ悩みを抱えているので、自分を責める必要はありません。
平均開始時期:生後6ヶ月
前述の通り、夜泣きが始まった月齢で最も多い回答は「4カ月〜6カ月」で35.3%、平均は「生後6カ月」です。ただし、個人差が大きく、生後0〜3ヶ月から始まる赤ちゃんも29.7%います。
平均終了時期:生後13ヶ月(期間6〜7ヶ月)
夜泣きがおさまった月齢で最も多い回答は「13カ月〜18カ月」で31.5%、次いで「10カ月〜12カ月」で24.4%でした。平均すると「生後13カ月」で夜泣きが終わることが多く、夜泣きの期間は約6〜7ヶ月となります。
ただし、これはあくまで平均値です。個人差が非常に大きく、数週間で終わる赤ちゃんもいれば、1歳半を過ぎても続く赤ちゃんもいます。
ピークは生後7〜9ヶ月
夜泣きが最も激しいのは、生後7〜9ヵ月頃と報告されています。この時期は、昼間の活動量が増え、脳の発達が活発になる時期でもあります。夜間に昼間の刺激を処理する過程で、目が覚めやすくなると考えられています。
重要なポイント:
- 夜泣きは必ず終わります
- 平均は6〜7ヶ月で終わる
- 個人差が大きいので、焦らず対応することが大切
新生児・乳児が夜泣きする5つの原因
夜泣きの原因を理解することで、適切な対策を選ぶことができます。
1. 睡眠リズムがまだ発達していない
赤ちゃんの睡眠リズム(体内時計)は、生後3〜4ヶ月頃から徐々に発達し始めますが、まだ未熟な状態です。大人のように「夜にまとまって眠る」ことができず、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)のサイクルが短く、頻繁に目が覚めてしまいます。
このサイクルの切り替わりのタイミングで、自分で再入眠できずに泣いてしまうことがあります。
2. 日中の刺激が多すぎる
生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの活動範囲が広がり、昼間に多くの刺激を受けるようになります。寝返り、ずりばい、離乳食の開始など、新しい経験が増えると、夜間に脳がその情報を処理する過程で目が覚めやすくなります。
特に、興奮するような出来事(来客、外出、新しいおもちゃなど)があった日は、夜泣きが激しくなることがあります。
3. 体や環境の不快感(温度・おむつ・空腹)
- 室温・湿度:暑すぎる・寒すぎる、乾燥している
- おむつ:濡れて不快
- 空腹・喉の渇き:特に成長期は夜間も授乳が必要
- 衣服:タグが肌に当たる、締め付けがきつい
これらの不快感が原因で目が覚め、泣いてしまうことがあります。
4. 体調不良(発熱・鼻づまりなど)
- 風邪や発熱
- 鼻づまりで呼吸が苦しい
- 中耳炎の痛み
- 歯が生え始める痛み(生後6ヶ月頃〜)
体調不良が原因の場合は、単なる夜泣き対策では改善しません。発熱や明らかな不調がある場合は、小児科を受診しましょう。
5. 成長に伴う睡眠パターンの変化
赤ちゃんの睡眠パターンは、成長とともに変化します。昼寝の回数が減ったり、活動量が増えたりすることで、一時的に睡眠リズムが乱れ、夜泣きが増えることがあります。
また、成長スパート(急激な成長期)の時期には、普段より頻繁に目が覚めることがあります。
今すぐできる!新生児の夜泣き対策7選
ここでは、科学的根拠や専門家の推奨に基づいた、今夜から試せる具体的な対策を紹介します。
①抱っこして歩く【理化学研究所の研究で実証】
最も効果的な方法の一つが「抱っこして歩く」ことです。
理化学研究所(理研:日本の自然科学の総合研究機関)の研究(2022年)によると、赤ちゃんを抱っこして歩くと泣きやむのは、哺乳類に共通する「輸送反応」という生理的反応によるものです。母親(または養育者)が赤ちゃんを抱いて移動すると、赤ちゃんの心拍数が低下し、リラックス状態になることが科学的に証明されています。
この反応は進化的な理由で備わったと考えられています。野生の哺乳類は、親が子どもを連れて移動する際に子どもが泣くと、天敵に居場所を知られてしまうリスクがあります。そのため、親に運ばれている間は自動的におとなしくなるよう、本能的にプログラムされているのです。実際に理研の研究では、マウスでも同様の反応が確認されており、ヒトの赤ちゃんに限らず哺乳類全般に見られる普遍的な仕組みであることがわかっています。
ポイント:
- ただ抱っこするだけでなく、ゆっくり歩くことが重要
- 5分程度歩くと効果的
- ヒップシートがおすすめ:抱っこ紐は装備を解く時に赤ちゃんが目覚めてしまう可能性がありますが、ヒップシートなら比較的簡単に布団に置くことができます
- 抱っこ紐を使う場合は、寝かしつけ後にゆっくり解くことを意識しましょう
②授乳・ミルクで安心させる
赤ちゃんにとって、授乳・ミルクは栄養補給だけでなく、安心感を得る手段でもあります。夜間の授乳は、特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんには必要なことが多いです。
注意点:
- 夜間授乳が癖になることを心配する声もありますが、生後6ヶ月未満は成長に必要な栄養を確保することが優先
- 生後6ヶ月以降で、日中の授乳・離乳食が十分取れている場合は、徐々に夜間授乳を減らすことも検討できます
③おむつ交換・環境チェック
夜泣きの原因が単純な不快感の場合もあります。以下をチェックしましょう:
チェックリスト:
- おむつは濡れていないか
- 室温は適切か(夏: 26〜28℃、冬: 20〜23℃)
- 湿度は適切か(40〜60%)
- 衣服は多すぎないか、少なすぎないか
- 布団が顔にかかっていないか
④胎内音・ホワイトノイズを聞かせる
赤ちゃんは、お腹の中で聞いていた音(胎内音)や、規則的な音(ホワイトノイズ)を聞くと落ち着くことがあります。
試せる音:
- ビニール袋のカサカサ音
- 掃除機の音(動画でも可)
- ホワイトノイズアプリ
- 子守唄
注意点:
- 音量は大きすぎないように(赤ちゃんの耳に負担をかけない)
- 毎回同じ音を使うと、それが「入眠のスイッチ」になることもあります
⑤一度しっかり起こして気分転換
泣き続けている場合、一度完全に起こして気分転換させるのも一つの方法です。
やり方:
- 部屋の明かりをつけて、しっかり目を覚まさせる
- 少し遊ばせたり、抱っこして話しかける
- 少し外気にあたる:ベランダや玄関で外の空気を吸わせると、気分転換になることがあります(季節・気温に注意)
- 落ち着いたら再度寝かしつける
注意点:
- 毎回この方法を使うと、「夜中に遊べる」と学習してしまう可能性があるため、最終手段として使う
- 外に出る場合は、赤ちゃんが冷えないように注意
⑥室温・湿度を調整(快適な睡眠環境)
赤ちゃんは体温調節機能がまだ未熟なため、環境の温度・湿度に敏感です。
快適な環境:
- 室温:夏は26〜28℃、冬は20〜23℃
- 湿度:40〜60%
- 通気性:適度な換気
確認方法:
- 赤ちゃんの首の後ろを触って、汗をかいていないか確認
- 手足が冷たすぎないか確認
⑦安全な睡眠環境を整える【日本小児科学会推奨】
日本小児科学会(日本の小児医療の学術団体)は、乳児の安全な睡眠環境について以下を推奨しています(2024年改訂):
安全な睡眠環境のポイント:
- 仰向けで寝かせる(うつぶせ寝は避ける)
- 寝室の遮光:暗く静かな環境
- 寝具は固めのマットレス:柔らかすぎる布団は避ける
- 枕やぬいぐるみは置かない:窒息リスクを避ける
安全で快適な睡眠環境を整えることで、赤ちゃんが深く眠りやすくなります。
【月齢別】効果的な夜泣き対策
月齢によって赤ちゃんの発達段階が異なるため、効果的な対策も変わってきます。
生後0〜3ヶ月:生活リズムの基礎作り
この時期は、昼夜の区別がまだついていません。夜泣きというよりは、授乳やおむつ交換が必要で泣いている状態です。
推奨対策:
- 朝日を浴びさせる:朝起きたらカーテンを開けて、朝日を浴びさせましょう。体内時計の調整に役立ちます
- 入浴時間を固定:できるだけ毎日同じ時間(19:00〜19:30頃)に入浴させることで、生活リズムの基礎を作ります
- 寝室環境の整備:寝室を寝室用途のみに使い、遮光を徹底します。夜は暗く静かな環境を保ちましょう
- 授乳・おむつ交換の徹底:この時期は夜間授乳が必要です。泣いたらすぐに対応しましょう
私の体験談:
私は生まれてすぐから生活リズムを作り始めました。朝日を浴びさせ、入浴時間を固定し、寝室を寝室用途のみに。遮光も徹底しました。
生後4〜6ヶ月:授乳間隔が落ち着いたら夕飯・就寝時間を固定
この時期になると、授乳間隔が落ち着き、離乳食が始まります。生活リズムをより明確に整える時期です。
推奨対策:
- 夕飯時間を固定(離乳食開始後):17:00〜18:00に夕飯を与えます
- 就寝時間を固定:20:00までには寝かしつけを完了させます
- 夕飯後は照明を暗く:夕食後はリビングの照明を暗くし、身体に「夜が来た」と認識させます
- 寝る前のルーティン:入浴→着替え→授乳(ミルク)→絵本→就寝という流れを毎日同じにします
私の体験談:
離乳食を始めた5〜6ヶ月頃から、夕飯時間を17:00-18:00に固定、19:30までに入浴、20:00までに寝かしつけを徹底しました。夕飯後は照明を暗くしていました。
効果:
私の場合、9〜10ヶ月頃には夜通し眠るようになりました。それまでは夜12時までに1〜2回、夜中に数回起きることもありましたが、生活リズムの徹底で大きく改善しました。
生後7〜12ヶ月:ねんねトレーニングの検討時期
この時期は、体力もつき、自分で寝る力を育てる「ねんねトレーニング」を始めるのに適した時期です。詳しくは次のセクションで解説します。
ねんねトレーニング(ネントレ)とは?
ねんねトレーニングの定義と目的
「ねんねトレーニング(ネントレ)」とは、抱っこや添い寝がなくても、赤ちゃんが自分の力で眠りにつけるように習慣付けるトレーニングのことです。
主な目的:
- 赤ちゃんが自分で再入眠できる力を育てる
- 夜間の頻繁な目覚めを減らす
- 赤ちゃんと親の双方が十分な睡眠を取れるようにする
いつから始める?【米国小児科学会推奨は6ヶ月以降】
米国小児科学会(AAP:アメリカの小児科医の学術団体)や専門家の推奨では、生後6ヶ月以降がねんねトレーニングの開始に適しているとされています。
理由:
- 6ヶ月未満の赤ちゃんは、寝かしつけにまだある程度のサポートが必要
- この時期はまだ、抱っこや授乳で寝る習慣もそれほど強固ではない
- 6ヶ月以降になると、体力もつき、自分で寝る力を育てやすくなる
開始前の確認事項:
- 赤ちゃんの体重が順調に増えている
- 日中の授乳・離乳食が十分取れている
- 健康状態に問題がない
Graduated Extinction法(徐々に泣かせる方法)
米国小児科学会が推奨する代表的な方法が「Graduated Extinction法(徐々に泣かせる方法)」です。
やり方:
- 赤ちゃんが眠そうだがまだ起きている状態で布団に置く
- 「おやすみ」と声をかけて部屋を出る
- 赤ちゃんが泣いても、すぐには部屋に戻らず、一定時間待つ(例: 3分)
- 時間が経ったら部屋に入り、声かけやトントンで安心させる(抱っこはしない)
- 再び部屋を出て、次回は待つ時間を延ばす(例: 5分、7分、10分…)
- これを繰り返す
ポイント:
- 完全に放置するのではなく、徐々に間隔を延ばすことで、赤ちゃんが自分で寝る力を育てる
- 多くの家庭で数日〜1週間程度で夜泣きが改善する報告があります
ねんねトレーニングの安全性【最新研究】
「ねんねトレーニングは赤ちゃんの脳に悪影響があるのでは?」という不安を持つ方もいるでしょう。
しかし、アメリカ睡眠医学アカデミー(AASM:アメリカの睡眠医学の学術団体)の研究(2016年)によると、適切に実施されたねんねトレーニングが脳に直接的な悪影響を与えるという証拠は見つかっていません。むしろ、睡眠トレーニングを受けた子どもは、泣きが少なく、イライラや不機嫌が少なかったという結果が報告されています。
睡眠それ自体が子どもの脳の発達に良い影響を与えることは間違いなく、思慮深く実施されたねんねトレーニングは、健康な睡眠習慣の確立を通じた感情的および精神的発達をサポートする安全な方法であることが示されています。
ねんねトレーニングの注意点
すべての家庭に必須ではありません:
- ねんねトレーニングは一つの選択肢であり、必ずしも実施する必要はありません
- 家庭の方針や赤ちゃんの個性に合わせて判断しましょう
無理は禁物:
- 赤ちゃんが病気の時や体調が悪い時は実施しない
- ママ・パパが精神的に辛い場合は、無理に続けない
パートナーとの協力が重要:
- ねんねトレーニングは家族全員で方針を共有することが成功の鍵です
【私の体験談】生活リズム徹底で9ヶ月に夜通し眠るように
ここでは、私が実際に生活リズムを徹底したことで、生後9〜10ヶ月頃に夜通し眠るようになった経験をお伝えします。現在、子どもは1歳6ヶ月になりますが、今でもこの生活リズムを継続しています。
実施した対策(月齢別)
Phase 1: 生後0ヶ月〜(新生児期から)
夜泣きを警戒していたので、できることはすべてやろうという心構えでした。
- 朝日を浴びさせる:毎朝カーテンを開けて、朝日を浴びせました
- 入浴時間を固定:19:30までに入浴を完了
- 寝室環境の徹底:寝室を寝室用途のみに特化、遮光を徹底
- 生活リズムの基礎作り
Phase 2: 生後5〜6ヶ月〜(離乳食開始後、授乳間隔が落ち着いてから)
- 夕飯時間を17:00-18:00に固定
- 就寝時間を20:00までに固定
- 夕飯後は照明を暗くする
全期間共通
- 遮光・照明管理の徹底
- 「できることはすべてやろう」という心構え
効果と結果:9〜10ヶ月で夜通し眠るように
おそらくそれなりに講じた対策は効果的で、比較的安定した環境だったのではないかと思います。
9〜10ヶ月頃に夜通し眠るようになりました。
それまでは:
- 夜12時までに1〜2回起きる
- 夜中に多いと数回起きることもあった
デメリット:ルーティン維持の大変さ
成功した一方で、以下のようなデメリットもありました:
大変だったこと:
帰省や友人との外食時もルーティンを守らなければならない
- 柔軟性がなくなり、予定を立てづらい
- 夜20時までに帰宅できない予定は避ける必要がある
寝かしつけで私も寝てしまう
- 私の余暇時間がゼロになることがある
嬉しかったこと:
- すっと寝てくれたときは余暇ができてリフレッシュできる
- 赤ちゃんが十分な睡眠時間を確保してくれると嬉しい
現在も継続中:
この生活リズムは、1歳半を超えた現在も継続しています。
夜泣きで疲れたママ・パパへ|メンタルケアと相談先
夜泣きが続くと、睡眠不足で心身ともに疲弊します。赤ちゃんのケアも大切ですが、ママ・パパ自身のメンタルケアも同じくらい重要です。
一人で抱え込まない:パートナー・家族に頼る
私からのメッセージ:
夜間授乳はママばっかり活躍しがちなので、頼れるものや人には何でも頼ってください。家事も周りの人に頼って。ストレスをためるのが一番の不幸です。ミルクの場合はガンガン赤ちゃんのお世話も周りの人に頼りましょう!
具体的な頼り方:
パートナーと交代制にする:
- 夜間の対応を曜日で分担
- 週末はパパが担当し、ママは別室で休む
- ミルクの場合は、パパも授乳できる
家族・親族に頼る:
- 実家や義実家に数日間泊まらせてもらう
- 日中だけでも見てもらい、ママは仮眠を取る
家事代行・ベビーシッターを利用する:
- 掃除や料理の負担を減らし、休息時間を確保
ストレスをためない工夫
自分を責めない:
- 夜泣きはあなたの育て方が悪いわけではありません
- 約6割の赤ちゃんが経験する自然な現象です
完璧を目指さない:
- 家事は最低限でOK
- 手抜きできるところは手抜きする
- 「今日も頑張った」と自分を褒める
息抜きの時間を作る:
- 赤ちゃんが昼寝している時は、自分も休む
- 好きな飲み物を飲んだり、音楽を聴いたり、小さな楽しみを見つける
休息の確保:交代制の導入
夜間の交代制:
- 前半(21:00〜2:00)はママ、後半(2:00〜7:00)はパパ
- または、曜日で完全に分ける
週末の休息日:
- 週に1日は、ママが別室で朝までぐっすり眠れる日を作る
相談できる場所
一人で悩まず、専門家に相談することも大切です。
相談先:
- 市区町村の保健センター:保健師に無料で相談できます
- 小児科:健診の際に相談
- オンライン育児相談:24時間対応のサービスもあります
- 子育て支援センター:同じ悩みを持つママ・パパと話せます
緊急時:
- どうしても辛い時、赤ちゃんを傷つけてしまいそうな時は、すぐに相談してください
- 児童相談所虐待対応ダイヤル:189(いちはやく)
まとめ|夜泣きは必ず終わる。頼れる人に頼ろう
新生児の夜泣きは、多くのパパママが経験する自然な現象です。平均で生後6ヶ月から13ヶ月まで続きますが、適切な対策と生活リズムの調整で、早期に改善することも可能です。
この記事のポイント:
- 夜泣きは約6割の赤ちゃんが経験し、平均6〜7ヶ月で終わる(個人差あり)
- 新生児の泣きと夜泣きは違う:新生児は授乳・おむつなど明確な理由がある
- 今すぐできる対策7選:抱っこして歩く、授乳、おむつ交換、環境調整、胎内音、気分転換、安全な睡眠環境
- 月齢別対策:0〜3ヶ月は生活リズムの基礎、4〜6ヶ月は夕飯・就寝時間固定、7〜12ヶ月はねんねトレーニング検討
- ねんねトレーニング:6ヶ月以降に検討、Graduated Extinction法は米国小児科学会推奨、脳への悪影響なし
- 私の体験談:生活リズム徹底で9〜10ヶ月に夜通し眠るように
- ママ・パパのメンタルケア:一人で抱え込まず、頼れる人に頼る、ストレスをためない
夜泣きは必ず終わります。今は辛くても、いつか笑って振り返れる日が来ます。完璧を目指さず、できることから一つずつ試してみてください。そして、何よりも自分自身を大切にしてください。
参考文献
- 理化学研究所「赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学」(2022) https://www.riken.jp/press/2022/20220914_1/
- 厚生労働科学研究費補助金「未就学児の睡眠指針」 https://sukoyaka21.cfa.go.jp/media/tools/s04_nyu_pan004.pdf
- 株式会社エムティーアイ「乳幼児の夜泣きについての調査」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000002943.html
- American Academy of Pediatrics “Behavioral Interventions for Infant Sleep Problems: A Randomized Controlled Trial” (2016) https://publications.aap.org/pediatrics/article/137/6/e20151486/52401/Behavioral-Interventions-for-Infant-Sleep-Problems
- アメリカ睡眠医学アカデミー “Discussion of Extinction-Based Behavioral Sleep Interventions for Young Children” (2016) https://jcsm.aasm.org/doi/10.5664/jcsm.6284
- 公益社団法人 日本小児科学会「乳児の安全な睡眠環境の確保について」(2024) https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=160



